中級動画レッスン 中級編③
フロップの攻防|コンティニュエーションベット・フロート・ドンクベット
ペアでない2枚の手札は、フロップの約68%でペア以上になりません。プリフロップでレイズした人が続けて打つコンティニュエーションベット、それを受けて取り返すフロート、先に動く人のドンクベットを例で解説します。
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動画のもくじ(13)
- 0:00はじめに
- 0:36第1章 コンティニュエーションベット
- 0:55フロップで、どれくらい当たる?
- 1:23打ちやすい場、打ちにくい場
- 1:42気をつけること
- 2:01第2章 フローティング
- 2:20例:6のペアでフロート
- 2:52フロートが向くとき
- 3:09第3章 ドンクベット
- 3:39先に動く人は、どうする?
- 3:59例:ターンで先打ち
- 4:32先打ちを受けたら
- 4:47まとめ
フロップは、ポーカーでいちばん駆け引きが多いところです。この記事では、プリフロップでレイズした人がフロップでどう攻めるか、そして受ける側がどう返すかを、攻める側と受ける側の両方の目線で説明します。動画では、Poker Tokyo の3人(神崎怜司・九条玲子・朝倉和也)が解説しています。
コンティニュエーションベット:プリフロップの勢いのまま
プリフロップでレイズした人が、フロップでも続けて賭けることを、コンティニュエーションベット(Cベット)と呼びます。ポイントは、フロップで当たっていても、いなくても打つことです。
相手は、フロップで外れることのほうが多い
当たっていなくても打てるのは、相手がフロップで外れることのほうが、ずっと多いからです。
- ペアでない2枚の手札は、フロップでペア以上にならないことが、約68%あります。
- ポケットペア(最初に配られた2枚がペア)が、フロップでスリーカード以上になるのは、約12%だけです。

では、賭けた分の元を取るには、相手にどれくらい降りてもらえばよいのでしょうか。たとえば600点のポットに300点(ポットの半分)を賭けるなら、300 ÷(600+300)で33%。相手が3回に1回降りてくれれば足ります。
もちろん、外れた相手がいつも降りるわけではありません。それでも、計算の上では、かなり有利な賭けです。

打ちやすい場、打ちにくい場
打ちやすいのは、エースやキングが出た高い場です。プリフロップでレイズした人が、いかにも持っていそうに見えるからです。ばらばらでドライな場(ストレートやフラッシュができにくい場)や、相手が一人のときも打ちやすくなります。
打ちにくいのは、8・7・5のように、小さい数字が続いた低い場です。こうした場は、コールした人のほうに当たりやすいからです。相手が二人以上いるときも打ちにくくなります。誰か一人は、何かに当たっているものです。

気をつけること
何でもコールしてくる相手には、打ちません。初級編① バリューベットとブラフで話した、ブラフが通りにくい相手と同じです。
また、毎回打っていると、そのうち読まれてコールされるようになります。ターンでもう一度打つなら、エースやキングのような、相手が怖がるカードが出たときがよいでしょう。

フローティング:コールして、あとで取る
フローティング(フロート)は、相手のコンティニュエーションベットに、弱い手でもコールしておき、あとで取り返す方法です。フロートは英語で「浮かぶ」という意味。降りずに、浮かんだままついていくイメージです。
例:6のペアでフロート
プリフロップでレイズした相手が、K♣ 9♦ 4♥ のフロップでも300点を賭けてきました。この相手は、当たっていなくてもよく打ってくる人です。こちらはボタンで6♠6♦。あとから動ける席です。ここで降りるのはもったいないので、コールします。
ターンは2♠。相手は、チェックしてきました。プリフロップでレイズした人が強い手を持っていれば、ターンでも打つことが多いもの。打つのをやめたのは、弱気のしるしです。
そこで、1,250点のポットに800点を賭けます。相手が降りれば、ポットはこちらのものです。
フロートが向くとき
フロートが向くのは、あとから動ける席にいて、相手が「よく打つけれど、すぐあきらめる人」のときです。相手が一人であること、ターンで相手がチェックしたことも条件になります。
反対に、相手がターンでも強く打ってきたり、チェックしてからレイズしてきたりしたら、素直に降ります。浮かんでついていっても、深追いはしません。

ドンクベット:先に動く人の、先打ち
ドンクベットは、先に動く人が、プリフロップで最初にレイズした人より先に、自分から賭けることです。いわゆる「先打ち」です。
ふつう、先に動く人は、レイズした人にチェックで回します。レイズした人は、続けて打ってくることが多いからです。また、先打ちは中くらいの手でする人が多く、「当たったから打った」と読まれやすい面もあります。
先に動く人は、どうする?
先に動くときの基本は、チェックです。外れた手や弱いペアはもちろん、とても強い手でも、相手に打たせてからレイズするほうが、多く取れることがあります。
先に賭けてもよいのは、場が自分に有利に変わったとき、相手が打ってこなさそうなとき、小さく賭けて安く次のカードを見たいときです。

例:ターンで先打ち
手札は6♥5♥。K♦ 8♣ 4♠ のフロップで、真ん中の7を待って、プリフロップでレイズした相手の300点にコールしました。相手はボタンで、こちらが先に動きます。ターンは7♥。ストレートができました。
7は、プリフロップでレイズした人より、コールした人のほうに当たりやすいカードです。相手は、ターンではチェックで回してくるかもしれません。待っていたら、払ってもらえないかもしれない。だから、自分から700点を賭けます。先打ちも、理由があれば、りっぱな作戦です。

先打ちを受けたら
反対に、先打ちを受けたとき。中くらいの手で打ってくる人が多いので、強い手なら、レイズで確かめてかまいません。
大事なのは、その人がどんなときに先打ちするのかを、覚えておくことです。初級編② 相手の手を読むで話したリーディング(相手の手を読むこと)の手がかりになります。

まとめ
- コンティニュエーションベット:ペアでない2枚の相手は、フロップの約68%で外れる。打つなら、高くてドライな場で、相手が一人のとき。
- 何でもコールする相手には打たない。毎回打つと読まれる。
- フローティング:あとから動ける席でコールし、ターンで相手がチェックしたら賭けて取る。深追いはしない。
- ドンクベット(先打ち):基本はチェック。場が自分に有利に変わったら、先に打つのもあり。
- 受ける側は、相手のタイプと場を見て返す。
確認問題
問題1 プリフロップでレイズして、相手は一人です。フロップが「キング・7・2のばらばらの場」と「8・7・5の場」なら、コンティニュエーションベットを打ちやすいのはどちらでしょうか。
答え
キング・7・2のばらばらの場です。高くてドライな場は、プリフロップでレイズした人が持っていそうに見えます。8・7・5のような低く続いた場は、コールした人のほうに当たりやすい場です。
問題2 ボタンでフロートしたあと、ターンで相手がもう一度強く賭けてきました。どうするのが基本でしょうか。
答え
素直に降ります。フロートは、相手がターンでチェックして弱気を見せたときに取りにいく方法です。相手がターンでも強く打ってきたり、チェックしてからレイズしてきたりしたら、深追いはしません。


