ポジションは、ディーラーボタンを基準にした席の位置と、それによって決まる行動順を指します。フロップ以降は、相手の行動を見てから判断できる人が情報の面で有利です。同じ手札でも、席が違えば判断は変わります。
図解:6人卓の席と行動順

- UTG(アンダー・ザ・ガン):6人卓のプリフロップで最初に行動する席。
- HJ(ハイジャック):UTGの次。
- CO(カットオフ):ボタンの直前。
- BTN(ボタン):ディーラーボタンの席。
- SB(スモールブラインド):ボタンの次。
- BB(ビッグブラインド):SBの次。
プリフロップは UTG → HJ → CO → BTN → SB → BB。フロップ以降は SB → BB → UTG → HJ → CO → BTN が基本です。すでにフォールドした人、オールインして追加の行動ができない人は飛ばします。
この矢印は、各ラウンドで最初に回る順番を示しています。途中でレイズがあれば、まだ対応が必要なプレイヤーへ再び順番が回ります。
後から判断すると、何が変わる?
例として、あなたがBTN、相手がBBでフロップを迎えたとします。BBが先にチェックしたあとなら、あなたはチェックして次のカードを見るか、ベットするかを選べます。
一方、あなたがBBなら、BTNがチェックするかベットするかをまだ知らない状態で先に決めなければなりません。自分がチェックしても、次のカードを無料で見られるとは限らないのです。
後から行動すると、相手の選択を1つ多く見てから、次の判断ができます。
- 相手のベット額を見て、コールに必要な勝率を計算する。
- 相手がチェックしたら、自分もチェックしてポットを大きくしない。
- 強い手で、相手から点数を得るためのベット額を考える。
ただし、チェックした相手が弱いとは限りません。強い手でチェックすることもあります。「後の席なら何でもベットしてよい」という意味ではありません。
インポジションとアウト・オブ・ポジション
相手より後に行動することをインポジション(IP)、先に行動することをアウト・オブ・ポジション(OOP)と呼びます。これは相手との関係で決まります。
たとえばCOとBBだけが残れば、COがIPです。ところがCO・BTN・BBの3人が残ると、COはBBより後ですが、BTNより先に行動します。単に「COだから後の席」と見るだけでなく、今残っている誰に対して後なのかを確認してください。
BTNはフロップ以降、残っていれば最後に行動できます。そのため情報の面で最も有利な席ですが、強い役が配られる確率が上がるわけではありません。
先の席で参加する手を絞る理由
UTGの後ろには5人が残っています。自分が参加したあとに、強い手を持つ人からレイズされる可能性を考える必要があります。さらにフロップ以降、後ろの席の相手には先に行動することになります。
全員が降りてBTNまで回った場面なら、残る相手はSBとBBだけです。一般に後ろの席ほど参加できる手の候補は増えますが、適切な範囲は人数、持ち点、相手の行動、ベット額で変わります。位置だけから固定の参加率を決めないようにしましょう。
初心者は、参加前に次の3点を声に出せるだけでも判断を整理できます。
- 自分より後ろに何人残っているか。
- すでに誰かがレイズしているか。
- フロップ以降、その相手より先に行動するか、後に行動するか。
ヘッズアップはSBがボタン
2人卓ではBTNがSBを兼ねます。プリフロップではBTN/SBが先、フロップ以降ではBBが先です。つまりBTNは最初のラウンドでは先に行動し、その後は後に行動します。
「ボタンはいつでも最後」という覚え方では、この例外を見落とします。席の名前と、今のラウンドを一緒に確認しましょう。
確認問題
6人卓でUTG、HJ、COが降り、BTNとBBだけがフロップへ進みました。先に行動するのはどちらでしょうか。
答え:BBです。 プリフロップのBBは最後でしたが、フロップ以降はBTNより先です。この相手関係ではBTNがIP、BBがOOPになります。
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AIライバル戦で6人卓を選び、毎回ボタンの位置と自分の行動順を確認してみましょう。



