ブロックベットとは?小さく賭けて損を抑える使い方と注意点
ブロックベットは、先に動く人が自分から小さく賭けて、相手に大きく賭けられるのを防ぐこと。1,000点のポットに250点を賭けるリバーの例で、向いている手と席、レイズされたときの考え方を解説します。
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ブロックベットとは、先に行動する人が、相手より先に小さな額を賭けることです。 チェックで回すと、あとから動く相手に大きなベットを打たれるおそれがあります。その前にこちらで小さく賭けて、勝負を見るための値段を先に決めてしまうのがねらいです。勝っているかどうか分からない手で、負けたときの損を小さくするための打ち方で、点数を増やすための打ち方ではありません。
なぜブロックベットをするのか

「ブロック(block)」は英語で「防ぐ」「さえぎる」という意味です。相手の大きなベットを、先回りしてさえぎるわけです。
先に動く人は、相手の出方を見てから決めることができません。中くらいの手でチェックすると、相手が大きく賭けてきたときに、降りるか、大きな額を払うかの苦しい選択を迫られます。降りれば、勝っていたかもしれないポットを手放すことになり、払えば、負けていたときの損がふくらみます。動く順番による有利・不利は、ポジションで詳しく説明しています。
自分から小さく打っておくと、相手はたいていコールだけで済ませます。負けていても、払うのはその小さな額だけです。ポットを必要以上にふくらませない考え方は、ポットコントロールにも通じます。
例:リバーでクイーンのペア、先に動くのは自分
リバーまでの5枚は Q♠ 10♦ 6♣ 3♥ 8♦、ポットは1,000点です。自分の手札は Q♥ 9♥ でクイーンのワンペア。ただし、キッカーは9と弱く、相手がもっと強いキッカーのクイーンやツーペアを持っていれば負けています。しかも、リバーで先に動くのは自分です。
| 自分の選択 | 相手の動きとして考えられること | 負けていたときに失う点数 |
|---|---|---|
| チェック | 700点のベットが来るおそれがある | 700点(コールした場合) |
| 先に250点を賭ける | たいていコールだけで終わる | 250点 |
チェックして700点を賭けられ、コールして負けていれば、700点を失います。先に250点を賭けておけば、負けていても失うのは250点で、損は450点小さくなります。1,000点のポットに対して4分の1の額で、勝負を見る値段をこちらで決めた形です。
ブロックベットが向く場面・向かない場面

向いているのは、次のような場面です。
- 勝ち負けが読めない、中くらいの手:上の例のクイーンのペアがこれにあたります。
- フラッシュやストレートの狙い:フロップやターンで、次の1枚を少ない点数で見たいとき。
- 先に動く席:あとから動く相手に、大きく賭けられる前に値段を決められます。
反対に、向いていない場面もあります。
- あとから動ける席:相手の動きを先に見られるので、チェックで回せば済みます。
- はっきり勝っていそうな強い手:基本は、弱い手が払える額をバリューベットします(読まれないための例外は、次の節を見てください)。
レイズされたら:気をつけること

小さく賭けたあとにレイズされたら、たいていは降りることになります。ブロックベットをする手は、もともと大きな額を払えるほど強くないからです。
もう一つ気をつけたいのは、読まれることです。「小さく賭けるのは、いつも弱いとき」と知られると、相手は小さいベットを見るたびにレイズしてきます。そうならないよう、ときどきは強い手でも同じように小さく賭けます。そうしておけば、相手はうかつにレイズできなくなります。
よくある質問
ブロックベットは、どれくらいの大きさにしますか?
決まりはありませんが、相手に大きく賭けられたときに払うことになる額より、ずっと小さい額にします。この記事の例では、1,000点のポットに250点(ポットの4分の1)でした。
ドンクベットとは違うのですか?
ドンクベットは、先に動く人が、前のラウンドでレイズした人より先に賭けることで、「誰より先に賭けるか」についての言葉です。ブロックベットは、「小さく賭けて損を抑える」という目的と大きさについての言葉です。前のラウンドでレイズした人に向けて、先に小さく賭ければ、両方に当てはまることもあります。
リバー以外でも使えますか?
使えます。フロップやターンで、フラッシュやストレートの狙いを持っているときに小さく賭け、次のカードを安く見るのもブロックベットの使い方です。
まとめ
- ブロックベットは、先に動く席から、自分で小さな額を決めて賭ける打ち方です。
- ねらいは、相手に大きく賭けられるのを防ぎ、負けたときの損を小さくすること。例では、700点の損を250点に抑えました。
- 中くらいの手、次のカードを安く見たい狙いの手、先に動く席で使います。
- レイズされたら、たいていは降ります。ときどき強い手でも小さく賭けて、読まれないようにします。


