中級動画レッスン 中級編④
ポットの大きさを操る|アクションプラン・ポットコントロール・スロープレイ
9のペアなら、ターンをチェックしてポットを2,350点に収める。動く前に答えを決めるアクションプラン、中くらいの手のポットコントロール、スロープレイの条件、相手の腕前とポットの大きさの関係を解説します。
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動画のもくじ(14)
- 0:00はじめに
- 0:39第1章 アクションプラン
- 0:59五つのプラン
- 1:23例:8のペアでリバー
- 1:50第2章 ポットコントロール
- 2:09例:9のペアのターン
- 2:46気をつけること
- 3:06第3章 スロープレイ
- 3:31スロープレイしてよい場
- 3:49スロープレイの条件
- 4:12第4章 ポットの大きさと、相手の腕前
- 4:30例:キングのフラッシュでオールイン
- 5:00相手で変える
- 5:12まとめ
強い手で大きく勝ち、弱い手で小さく負ける。それが勝ち続けるコツです。この記事では、ポットをどれくらいの大きさにするかを、自分の手と相手を見て決める方法を、四つに分けて説明します。動画では、Poker Tokyo の3人(神崎怜司・九条玲子・朝倉和也)が解説しています。
アクションプラン:先に、最後まで決めておく
アクションプランは、動く前に、相手の次の動きへの答えまで決めておくことです。チェックしたら賭けられて、そこから慌てて考える、ということがないようにします。
とくに大事なのは、先に動く席にいるときです。先に決めておけば、迷う時間が減り、テル(しぐさに出る手がかり)も出にくくなります。
先に動くときの、五つのプラン
先に動くときのプランは、五つにまとめられます。
- 弱い手は、チェックして、賭けられたら降りる。
- 中くらいの手は、チェックして、賭けられたらコール。相手のブラフを捕まえます。
- とても強い手なら、チェックして、相手が賭けてきたらレイズ。これがチェックレイズです。
- 自分から賭けるなら、レイズされたら降りるのか、それでもコールするのかを、賭ける前に決めておきます。強いけれどレイズされたら負けている手は「ベットして降りる」、レイズされても戦えるとても強い手は「ベットしてコール」です。

例:リバーで8のペア
リバーで、場はK♦ Q♥ 8♦ 3♥ 6♣、ポットは1,500点です。手札は8♥7♥で8のペア。勝っているかどうかは分かりません。先に動くのは、こちらです。
相手が慎重な人なら、チェックして、賭けられたら降ります。慎重な人がリバーで賭けてくるのは、強い手が多いからです。
相手がブラフも多い人なら、チェックして、賭けられたらコールします。賭けてきても、ブラフのことがあるからです。
同じ手でも、相手によってプランは変わります。ただ、チェックする前に答えを決めておくことは、どちらも同じです。
ポットコントロール:中くらいの手は、ポットも中くらいに
ポットコントロールは、大きな手は大きなポットに、中くらいの手はポットを大きくしない、という考え方です。中くらいの手のときは、チェックやコールを使って、ポットが大きくなりすぎないようにします。

例:9のペアのターン
ボタンで9♠9♥。フロップのJ♠ 6♥ 4♣ で賭けて、ビッグブラインドの相手がコールしました。ターンはK♣で、ポットは1,150点です。
ここで賭けて、それでもコールしてくるのは、ジャックやキングのペアのような、9のペアより強い手が多くなります。
| ターンの選び方 | 賭ける額 | 最後のポット |
|---|---|---|
| ターンもリバーも賭け合う | ターン800点、リバー1,600点 | 5,950点 |
| ターンはチェック | リバーで600点にコール | 2,350点 |
ターンでもリバーでも賭け合えば、ポットは1,150+800×2+1,600×2で5,950点。9のペアには大きすぎます。
そこで、ターンはチェックで回します。リバーで600点を賭けられたらコール。これなら、ポットは1,150+600×2で2,350点に収まります。負けていても損は小さく、相手のブラフも安く捕まえられます。

気をつけること
ただし、強い手のときまでポットを小さくしていたら、もったいない。勝っているときに払ってもらうバリューベットを忘れないようにします。
それに、チェックばかりしていると、相手のブラフを呼びこみます。また、ノーリミット(賭ける額に上限がないルール)では、相手がオールインしてくることもあります。ポットの大きさを、いつも自分で決められるわけではありません。

スロープレイ:強すぎる手の、わな
スロープレイは、とても強い手のときに、わざとチェックやコールをして、弱く見せることです。相手に賭けさせる、わなです。初級編② 相手の手を読むのテルの話で出てきた「弱く見せる演技」の、賭け方版といえます。
ただし、いつもするものではありません。チェックで回せば、相手にただで次のカードを見せることになるからです。
スロープレイしてよい場、すぐ賭ける場
同じキングのスリーカードでも、場によって答えが変わります。
K♠ 7♦ 2♣ のようなばらばらの場なら、追いついてくる手はほとんどありません。スロープレイしてもかまいません。
K♦ Q♦ J♠ のように、ダイヤが2枚あって数字も続いている場なら、ストレートにもフラッシュにも追いつかれやすくなります。すぐに賭けて、払ってもらいます。

スロープレイの条件
- 自分の手が、ほとんど負けない。
- 場がドライで、追いつかれにくい。
- 相手が、自分から賭けてくる人。
- 賭けると、相手がみんな降りてしまう。
何でもコールしてくれる相手なら、わなを張らずに、どんどん賭けたほうがよいでしょう。迷ったら、すぐ賭ける。スロープレイは、ここぞというときだけです。

ポットの大きさと、相手の腕前
最後は、相手の腕前とポットの大きさの関係です。うまい相手と大きなポットになったら、まず警戒します。一方、慣れていない相手は、ワンペアでもどんどん大きなポットにしてきます。
例:キングが一番上のフラッシュでオールイン
リバーで、場は9♥ 6♥ 4♣ 2♥ J♠。手札はK♥10♥で、キングが一番上のフラッシュです。これに勝てるのは、エースのフラッシュだけです。
ここでオールインしたとき、コールしてくる手は、相手によってまるで違います。
| 相手 | コールしてくる手 |
|---|---|
| うまい人 | エースのフラッシュだけ |
| 中くらいの人 | 大きめのフラッシュ |
| 慣れていない人 | ツーペア以上 |
| 何でもコールする人 | ワンペアでも |
同じオールインでも、うまい人が相手なら、こちらが負けているときにだけ払ってもらうことになります。慣れていない人が相手なら、大きく勝てます。
だから、うまい相手には、ポットを大きくしすぎない。慣れていない相手には、強い手で大きく取りにいく。テーブルに座ったら、まず手ごわい人を見つけておきましょう。

まとめ
- 動く前に、相手の次の動きへの答えを決めておく。先に動くときのプランは五つ。
- 中くらいの手は、ポットを大きくしない。強い手では、大きく取る。
- スロープレイは、ほとんど負けない手で、ドライな場で、相手が自分から賭けてくるときだけ。迷ったら、すぐ賭ける。
- うまい相手との大きなポットは警戒する。慣れていない相手には、強い手で大きく。
確認問題
問題1 先に動く席で、とても強い手を持っています。相手は、自分から賭けてくるタイプです。五つのプランのうち、どれが向いているでしょうか。
答え
チェックレイズです。チェックして相手に賭けさせてから、レイズします。相手が自分から賭けてくる人なら、先に賭けるより多く取れることがあります。
問題2 キングのスリーカードで、フロップはK♦ Q♦ J♠ です。スロープレイしてよいでしょうか。
答え
すぐに賭けるのが基本です。キング・クイーン・ジャックと続き、ダイヤも2枚あるので、ストレートにもフラッシュにも追いつかれやすい場です。スロープレイは、K♠ 7♦ 2♣ のようなドライな場で、ほとんど負けないときに限ります。


