ポーカーの記事で知らない言葉が続くと、ルールそのものより難しく感じることがあります。このページは、最初から全部暗記するための辞書ではありません。画面や記事で迷ったときに、カード・卓・進行・判断の4つの場面から言葉を探せる用語集です。
卓にあるものの名前

ホールカードは、自分だけに配られる非公開の手札です。テキサスホールデムでは2枚あります。他の人がフォールドしても、その人の手札を自由に確認できるわけではありません。
ボード/コミュニティカードは、卓の中央に開かれる全員共通の場札です。ホールデムでは3枚、4枚、5枚と増えていきます。誰かの専用カードではなく、残っている全員が役作りに使えます。
ポットは、そのハンドでプレイヤーが出した点数の集まりです。画面のPOTは「今いくら争っているか」を表します。自分の持ち点とは区別しましょう。
スタックは、プレイヤーの手元に残っている持ち点です。ポットへ出した分は、その時点のスタックから減ります。オールインは残りの持ち点をすべて出すことです。
ボタン/BTNは、ディーラーの基準位置を示す目印です。実際にカードを配る係と、ゲーム上のボタン位置は別の場合があります。ボタンを基準に行動順やブラインドの位置が決まります。
SB/BBは、スモールブラインド/ビッグブラインドの略です。指定された位置のプレイヤーが、手札を見る前に出す強制的な支払いを指します。また、その位置に座る人や、点数の単位を意味することもあります。
たとえばBBが100点の卓では、5,000点のスタックは50BBです。BBという単位を使うと、設定の違う卓でも持ち点の深さを比べやすくなります。アンティはブラインドとは別の強制的な支払いで、採用するかや集め方はルールによって異なります。
カードの数字・マーク・表記
ランクはA、K、Q、J、10〜2という数字・文字の区別、スート(スーツ)は♠・♥・♦・♣というマークの区別です。通常のホールデムの役比較では、スートによる上下はありません。
Aは通常もっとも高いランクとして扱いますが、A・2・3・4・5のストレートでは低い側にも使えます。Q・K・A・2・3のように、端をまたぐストレートにはなりません。
記事やデータでは、10をTと書くことがあります。次の表記を読めると便利です。
- A♥ K♥:カードとスートを具体的に指定しています。
- AKs:AとKが同じスート。sはsuitedの意味です。
- AKo:AとKが異なるスート。oはoffsuitの意味です。
- AK:この表記だけでは同じスートかどうかを限定していません。
- QQ:Qのペア。手札2枚がペアなら、ポケットペアと呼びます。
- As / Th / Qd / 8c:sはスペード、hはハート、dはダイヤ、cはクラブ。AsはA♠です。
AKsの末尾のsは「同じスート」、Asのsは「スペード」を表します。2枚のランクを並べた略記か、1枚を指定した表記かで読み分けます。
進行を表す言葉
ハンドには複数の意味があります。「10ハンド遊ぶ」は10回の勝負、「よいハンドが来た」は配られた手札、「勝ったハンドはフルハウス」は完成した役を指します。文脈で見分けましょう。
プリフロップは、手札が配られて共通札が出る前の段階。フロップは最初の共通札3枚とその段階。ターンは4枚目、リバーは5枚目の共通札と、それぞれの段階を指します。
ストリートは、こうした段階を指す言葉です。「ターンで判断した」「リバーのベット」と書かれていれば、どこまで場札が開いた状況かがわかります。
アクションは、プレイヤーが選ぶ行動です。チェック、ベット、コール、レイズ、フォールドが基本。使い分けはアクションの解説で確認できます。
ショーダウンは、最後まで残った人がカードを公開して勝敗を決めることです。スプリットポットは引き分けなどでポットを分けること。ホールデムでは最強の5枚が同じなら、手札に残る6枚目・7枚目で勝敗を決めません。
判断の説明で出てくる言葉
キッカーは、同じ役の強さを比べるときに使う、役の中心以外のカードです。たとえば同じランクのワンペア同士なら、残る3枚を高い順に比べます。役一覧に具体例があります。
ドローは、あとから必要なカードを引くことで、狙った役が完成する状態です。「フラッシュドロー」なら、もう1枚同じスートを引いてフラッシュができる状況などを指します。完成が確定しているわけではありません。
アウツは、引くと自分にとって望ましい改善につながる残りのカードです。ただし、役が完成しても相手の役に負けるカードは、勝ちにつながるアウツとしてそのまま数えられない場合があります。
レンジは、相手または自分が持ち得る手札の集合です。「相手は絶対にAA」と一点に決める代わりに、複数の候補を考えます。
エクイティは、想定した相手の手札や残りカードの条件のもとで、最終的に受け取るポットの期待上の取り分です。引き分けも含みます。1対1でポットを半分ずつ分ける場合は「勝つ確率+引き分ける確率の半分」で求められます。
一文を読んでみよう
「50BB持ちのBTNがAKsでレイズ。フロップでフラッシュドローになった」
これは「BBの50倍の持ち点があるボタン位置の人が、同じスートのAとKで点数を増やした。最初の共通札3枚を見て、フラッシュまであと1枚の状態になった」という意味です。用語を場面に置き換えると、長い説明も読みやすくなります。
確認:BBが100点、持ち点3,000点なら何BB? 答えは30BBです。3,000÷100で求めます。



