中級

ポットサイズとプレイヤーレベル:相手の腕前でポットの大きさを変える

ポットサイズとプレイヤーレベルは、相手の腕前に合わせて、ポットをどこまで大きくするかを変える考え方です。キングが一番上のフラッシュでも、うまい相手がコールするのはエースのフラッシュ7通りだけ。例で解説します。

▶ 動画で学ぶ 中級編④・5:54ポットの大きさを操る動画と、同じ内容の記事はこちら

ポットサイズとプレイヤーレベルとは、相手の腕前(レベル)を見て、ポットをどこまで大きくするかを変える考え方のことです。 うまい相手とのポットが大きくふくらんだときは、こちらが負けていることが多いので用心します。反対に、まだ慣れていない人が相手なら、強い手のときにどんどんポットを育てます。同じ手を持っていても、誰と戦うかで、取れる点数も失う点数も大きく変わります。

相手の腕前と、ポットの大きさの図。うまい相手との大きなポットは、危ない。慣れていない相手は、ワンペアでも大きなポットにしてくる。相手によって、どこまで大きくするかを変える。
動画の解説ボードより

なぜ相手の腕前でポットの大きさを変えるのか

ポットが大きくなるのは、二人ともたくさんの点数を入れたときです。うまい人は、手が強いときにしか大きなポットに付き合いません。ですから、うまい相手が大きく賭けてきたり、大きな賭けにコールしてきたりしたら、その人の手は強いと考えるのが自然です。

一方、慣れていない人は、ワンペアくらいの手でも平気で大きなポットにしてきます。こちらが強い手を持っていれば、そこから大きく取れます。

つまり、ポットがどこまで大きくなったかは、相手のハンドレンジ(持っていそうな手の範囲)を教えてくれる手がかりです。そして、その読み方は相手の腕前で変わります。

例:リバーのフラッシュに、誰がコールしてくるか

5枚目まで開いた場は 9♥ 6♥ 4♣ 2♥ J♠。こちらは K♥ 10♥ を持っていて、キングがいちばん上に来るハートのフラッシュです。上をいくのはエースのフラッシュだけで、それにはA♥と、もう1枚のハートが要ります。ハートは場に3枚、こちらの手札に2枚見えているので、A♥と組めるハートは残り7枚。エースのフラッシュは、わずか7通りしかありません。

リバーで、オールインしたら、の図。場は9♥ 6♥ 4♣ 2♥ J♠。手札はK♥ 10♥で、キングが一番上のフラッシュ。負けるのは、エースのフラッシュだけ。
動画の解説ボードより

この手で全部の点数を賭けたとします。ついてくる手の幅は、相手の腕前しだいで大きく変わります。

オールインに、コールしてくる手の図。うまい人は、エースのフラッシュだけ。中くらいの人は、大きめのフラッシュ。慣れていない人は、ツーペア以上。何でもコールする人は、ワンペアでも。
動画の解説ボードより

うまい人がコールしてくるのは、エースのフラッシュのときだけです。ということは、オールインに払ってもらえるのは、こちらが負けているときに限られます。勝っているときは降りられ、負けているときだけ払ってもらう形なので、強い手なのにオールインから得が生まれません。

中くらいの人なら大きめのフラッシュ、慣れていない人ならツーペア以上、何でもコールする人ならワンペアでもついてきます。そのほとんどは、キングが一番上のフラッシュに勝てません。コールしてくれる手が広い相手ほど、同じオールインで大きく勝てます。

相手のレベル別の考え方

うまい相手:ポットを大きくしすぎない

中くらいの手では、チェックやコールでポットコントロールをします。強い手でも、相手が大きな賭けにコールしてくるのはどんなときかを考えて、大きくしすぎないようにします。うまい相手が急に大きく賭けてきたら、それなりに強い手を疑います。

慣れていない相手:強い手のときはポットを育てる

強い手を持ったら、迷わず大きく賭けて払ってもらいます(バリューベット)。わざと弱く見せるスロープレイは要りません。わなを張らなくても、相手のほうからついてきてくれるからです。

席に着いたら、まず手ごわい人を探す

テーブルの誰がうまく、誰が慣れていないかが分かれば、どこまでポットを大きくするかを決めやすくなります。大きな勝負になる前に、注意すべき人の目星をつけておくのがコツです。見分け方はプレイスタイルの考え方が役に立ちます。

よくある間違い

  • 相手を見ずに、いつも同じ大きさで賭ける:同じ手でも、相手によって得になる賭け方はちがいます。
  • うまい相手の大きな賭けに、どこまでもついていく:「自分の手は強い」だけでなく、「この人がここまで賭けるのはどんな手か」を考えます。
  • 慣れていない相手にブラフをくり返す:ワンペアでもコールしてくる人には、ブラフはなかなか通りません。

よくある質問

相手の腕前はどうやって見分ける?

手札を見せ合ったときに分かった手と、それまでの賭け方を結びつけて覚えます。ワンペアで大きなポットに最後までついてきた人は、慣れていない人の可能性が高いでしょう。反対に、大きなポットのときはいつも強い手を見せる人は、手ごわい相手です。

うまい相手とは、大きなポットを作ってはいけない?

いけないわけではありません。ほとんど負けない手なら、勝負してかまいません。ただ、例のように、相手が「負けているときだけコールしてくる」場面では、オールインより小さく賭けるなど、大きくしすぎない工夫が必要です。

慣れていない相手には、ブラフを増やしたほうがいい?

むしろ逆です。何でもコールしてくる相手にはブラフが通りにくいので、そのぶん強い手での賭けを大きく、何度も打つほうが得になります。

まとめ

  • ポットサイズとプレイヤーレベルは、相手の腕前で、ポットをどこまで大きくするかを変える考え方。
  • うまい相手とのポットがふくらんだら用心する。こちらが負けているときほど大きくなりやすい。
  • キングが一番上のフラッシュでも、うまい相手がオールインにコールするのはエースのフラッシュ7通りだけ。
  • 慣れていない人が相手なら、強い手のときにポットを育てる。スロープレイもブラフも控えめに。
  • 席に着いたら、早めに注意すべき人の目星をつけておく。

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