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フローティング(フロート)とは?意味とやり方、向く場面

フローティング(フロート)とは、相手のCベットに弱い手でもコールしておき、ターンで相手がチェックしたら賭けてポットを取る方法です。6のペアで1,250点のポットに800点を賭ける例と、向く条件、やめどきを解説します。

▶ 動画で学ぶ 中級編③・5:31フロップの攻防動画と、同じ内容の記事はこちら

フローティング(フロート)とは、相手のコンティニュエーションベット(Cベット)に、弱い手でもいったんコールしておき、次のラウンドで賭けてポットを取り返す方法のことです。 フロートは英語で「浮かぶ」という意味。すぐに降りずに浮かんだままついていき、相手が弱気を見せたところで取りにいきます。当たっていなくても打ってくる相手への、代表的な返し方です。

フロートが成り立つ理由

フローティングの説明ボード。続けて打ってきたベットに、弱い手でもコールする。あとから動ける席で。ターンで相手がチェックしたら、賭けて取る。
動画の解説ボードより

コンティニュエーションベットは、プリフロップでレイズした人が、当たっていなくても打つ賭けです。ペアでない2枚の手札は、約68%でフロップにペア以上ができません。つまり、フロップで賭けてきた相手も、実は外れていることがよくあります。

相手の手が強いか弱いかは、ターンの動きに出やすくなります。

  • 強い手なら、ターンでも続けて賭けてくることが多い。
  • 外れていると、ターンで打つのをやめて、チェックで回してくることが多い。

このチェックを「弱気のしるし」と見て、こちらが賭ければ、相手は降りるしかありません。自分の手の強さではなく、相手の弱さを突いて勝つ方法です。

そのため、相手のターンの動きを見てから決められる、あとから動ける席にいることが前提になります。席の考え方はポジションで説明しています。

例:6のペアで、キングの出た場についていく

相手はプリフロップでレイズし、K♣ 9♦ 4♥ のフロップでも300点を続けて賭けてきました。外れていても賭けてくることの多い相手です。こちらはボタンで 6♠ 6♦。キングも9も自分のペアより上なので、強い手とはいえません。

  1. フロップ:降りずに300点をコールします。あとから動けるので、相手の次の動きを見てから決められます。
  2. ターン:2♠。相手は賭けずに、チェックしてきました。強い手なら、ここでも賭けてくることが多い場面です。
  3. こちらが賭ける:ここで800点を賭けます(ポットは1,250点)。相手が降りれば、1,250点はそのままこちらに入ります。

この800点が元を取るには、相手が 800 ÷(1,250+800)で約39%、5回に2回くらい降りてくれれば足ります。よく打つけれどすぐあきらめる相手なら、十分に見込める数字です。

フロートの例。場はK♣ 9♦ 4♥ 2♠で、ポットは1,250点。プリフロップでレイズしてフロップでも賭けた、よく打つタイプの相手は、ターンで打つのをやめてチェック。ボタンであとから動く側は6♠ 6♦の6のペアで、800点を賭ける。
動画の解説ボードより

フロートが向く場面・向かない場面

向くのは、次の四つがそろうときです。

  • あとから動ける席にいる
  • 相手が、よく打つけれど、すぐあきらめる人
  • 相手が一人
  • ターンで、相手がチェックした
フロートが向くとき。あとから動ける席にいる。相手が、よく打つけれど、すぐあきらめる人。相手が一人。ターンで、相手がチェックした。
動画の解説ボードより

反対に、向かないのは次のようなときです。

  • 先に動く席にいる:相手のターンの動きを見る前に、自分が決めなければなりません。
  • 相手が二人以上:誰か一人は何かに当たっていることが多く、賭けても全員は降りてくれません。
  • めったにブラフしない慎重な相手:その人のCベットは、本当に強い手であることが多いでしょう。
  • 何でもコールする相手:ターンで賭けても降りてくれないので、取り返せません。

相手のタイプの見分け方は、プレイスタイルが参考になります。

やめどき:深追いしない

フロートは「相手が弱気を見せたら取る」作戦です。弱気を見せなかったら、取りにいく理由はありません。

  • 相手がターンでも強く賭けてきた。
  • 相手がチェックしてから、こちらの賭けにレイズしてきた(チェックレイズ)。

こうなったら、あっさり降ります。ついていくのは、相手が弱気を見せたときだけ。深追いをしないところまで含めてフロートです。

よくある質問

フロートと、ふつうのコールの違いは?

ふつうのコールは、いま勝っていると思うから、または当たりのカードを待つためにします。当たりを待つコールは、アウツやインプライドオッズで損得を考えます。フロートは、自分の手がよくなるのを待つのではなく、「次のラウンドで相手が弱気を見せたら取る」という計画を持ったコールです。

フロートは、どんな手でする?

例の6のペアのように、弱い手でかまいません。大事なのは手の強さより、あとから動ける席にいることと、相手がよく打ってすぐあきらめるタイプかどうかです。

フロートされないためには(Cベットを打つ側)?

毎回Cベットを打っていると、「当たっていなくても打つ人」と読まれて、フロートされやすくなります。フロップでコールされたあと、ターンで2回目を打つのは、相手が嫌がるエースやキングが出たときに絞りましょう。

まとめ

  • フロートは、相手のCベットに弱い手でもコールし、次のラウンドで賭けて取り返す方法。
  • 成り立つのは、Cベットを打つ相手も外れていることが多いから。ターンのチェックが弱気のしるし。
  • 向くのは、あとから動ける席で、相手が一人、よく打つけれどすぐあきらめる人のとき。
  • 相手がターンでも強く賭けてきたり、チェックレイズしてきたりしたら、素直に降りる。

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