初級

ボードテクスチャとは?ドライとウェットの見分け方と賭け方

ボードテクスチャは、場に出たカードのつながり方、つまり場の顔つきのこと。役ができにくいドライな場とできやすいウェットな場の見分け方、フロップの約55%は同じマークが2枚になるといった確率、場に合わせた賭け方を解説します。

▶ 動画で学ぶ 初級編②・9:51相手の手を読む動画と、同じ内容の記事はこちら

ボードテクスチャとは、場に出たカードの数字やマークがどうつながっているか、つまり「場の顔つき」のことです。 カード同士がばらばらで役につながりにくい場はドライ(乾いた場)、ストレートやフラッシュに結びつきやすい場はウェット(ぬれた場)と言います。同じ手札でも、場の顔つきで強さも、賭けるべき大きさも変わるので、フロップが開いたら最初に確かめたいところです。

ドライとウェットの見分け方

「ドライと、ウェット」と題した3つのフロップの例。ドライはK♠ 7♦ 2♣で、数字が離れていてマークも全部違う。ウェットは9♥ 8♥ 6♠で、数字が近くハートが2枚。とてもウェットはK♦ Q♦ J♦で、同じマークのうえに数字も続いている。
動画の解説ボードより

見るところは、主に三つです。

  1. 数字の近さ:数字が続いている、または近いほど、ストレートができやすくなります。
  2. 同じマークの枚数:同じマークが2枚あればフラッシュの狙いが生まれ、3枚なら、もうフラッシュができている人がいるかもしれません。
  3. 同じ数字があるか:場にペアがあると、そのカードを持っている人は少ないので、誰かに当たっている見込みは小さくなります。
場の例顔つき見分けるポイント
K♠ 7♦ 2♣ドライ数字が離れ、マークも全部違う
9♥ 8♥ 6♠ウェット数字が近く、ハートが2枚
K♦ Q♦ J♦とてもウェット同じマークで、数字も続いている

ウェットな場では、いま勝っている手でも、ターンやリバーの1枚で逆転されやすくなります。

フロップの形の確率

フロップの3枚の出方は、52枚から3枚を選ぶ22,100通り。これを形ごとに数え分けると、次のようになります。

フロップの形数え方通り確率
マークが全部違う4×13×13×138,788通り約40%
同じマークが2枚残りすべて12,168通り約55%
3枚とも同じマーク4×2861,144通り約5%
同じ数字がある数字から数える3,796通り約17%

マークの形で分けると、フロップの半分以上は同じマークが2枚で、フラッシュの狙いが残ります。3枚とも同じマークになるのは、20回に1回ほどです。いちばん下の「同じ数字がある」だけは数字に注目した数え方で、上の3行とは別の切り口です(どれか1行と必ず重なります)。

高い場と低い場

「高い場と、低い場」の比較。高い場(例:エース、キング、4)は、プリフロップでレイズした人に当たりやすい。レイズする人は大きいカードを多く持っているから。低い場(例:8、7、5)は、コールした人に当たりやすい。小さいペアや続いた数字で参加しているから。
動画の解説ボードより

テクスチャには、カードの「高さ」もあります。エースやキングを含む場は、プリフロップで先にレイズした側の手とよくかみ合います。レイズする人のレンジには、大きいカードがたくさん入っているからです。反対に 8・7・5 のような小さいカードばかりの場は、小さいペアや数字の続いた2枚でついてきた、コールした側の手とかみ合いやすくなります。レイズした人が高い場でブラフを打ちやすいのは、この性質があるからです。

例:同じ A♠ A♣ でも、場で賭け方が変わる

自分は A♠ A♣ を持ち、フロップでポットは600点とします。

ドライな K♠ 7♦ 2♣ のとき:当たっていない相手には、次の1枚で逆転できる見込みがほとんどありません。小さく賭けても、外れた相手は降りやすく、キングを持つ相手からは続けて点数を取りにいけます。

ウェットな 9♥ 8♥ 6♠ のとき:相手が K♥ Q♥ のようなハートの狙いを持っていると、残っている9枚のハートのどれかで逆転されます。相手から見えていないカードは47枚なので、次の1枚で当たる確率は 9 ÷ 47 で約19%です。

自分のベット相手がコールに必要な勝率次の1枚でハートが来る確率
200点(ポットの3分の1)200 ÷ 1,000 = 20%約19%
600点(ポットと同じ)600 ÷ 1,800 = 約33%約19%

次の1枚だけで考えると、200点なら、相手はほぼ見合う値段で次のカードを見られます。600点なら、狙いの手は割に合わないコールを迫られます。ウェットな場で強い手を持ったら、大きく賭けて、狙いの手に安くカードを見せないのが基本です。必要な勝率の出し方はポットオッズ、9枚の数え方はアウツと2と4の法則で詳しく説明しています。

よくある間違い

  • ウェットな場で、強い手なのに小さく賭ける:狙いの手に、安く逆転のチャンスを渡してしまいます。
  • ウェットな場でブラフを打つ:狙いの手を持つ相手は降りにくいので、ブラフは通りにくくなります。
  • 場の高さを見ない:低い場は、プリフロップでコールした人の手に当たりやすい場です。レイズした側がいつも有利とは限りません。

よくある質問

ドライとウェットに、はっきりした境目はありますか?

ありません。「どれくらいウェットか」という程度で考えます。K♦ Q♦ J♦ のように、同じマークで数字も続いた場は、とびきりウェットです。

ターンやリバーで、テクスチャは変わりますか?

変わります。同じマークの3枚目や、数字をつなぐカードが出ると、ドライだった場もウェットになります。新しいカードが出るたびに、場の顔つきを見直しましょう。

場にペアがあるときは、どう考えますか?

同じ数字がある場(フロップの約17%)は、そのカードを持っている人が少ないので、誰かに当たっている見込みは小さくなります。ただし、スリーカードやフルハウスの可能性も生まれるので、マークや数字の近さと合わせて見ます。

まとめ

  • ボードテクスチャは、場のカードのつながり方(場の顔つき)。
  • 役につながりにくい場がドライ、ストレートやフラッシュに結びつきやすい場がウェット。
  • フロップの形の出やすさは、同じマーク2枚が約55%で最多。全部違うのが約40%、3枚そろうのは約5%、ペアがあるのは約17%。
  • 高い場はレイズした人に、低い場はコールした人に当たりやすい。
  • ウェットな場で強い手は大きく賭け、ブラフは控えめにする。

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